2005年07月30日 (土)

熱い紅茶

前々から読みたかった「熱い紅茶」を図書館で見つけたので、先週はそれを読んでいた。「熱い紅茶」はアヌラー・W・マニケーというスリランカ女性の作品で、スリランカ国内のシンハラ人とタミール人の関係を書いたものである。ご存知の様に、スリランカはずっと大多数のシンハラ人と少数のタミール人の間に様々な問題があった。テロもよく起こっていた。
スリランカはワタシには大変好きな国である。タイにいたときも、スリランカにビザを取りによく行ったものだ。その時、あるシンハラ人は「スリランカが嫌い」と言った。なぜならば、シンハラ人主導の政府がこの対立を利用しているからと言った。あるタミール人は「スリランカが嫌い」と言った。なぜなら、「スリランカには戦争があるから」と言った。この二人の発言を全く別々のところで聞いたのだが、何とも言えない気分になった。
あんな美しい国に争いは似合わない。普段は治安も良いし、人々は本当に親切だ。だが、時々、テロが起こる。政府はタミール人が多く住むジャフナなど武力で制圧する。いろんなことも行き届いていないであろう。ワタシがスリランカに行く前後にホテルや銀行が爆破されたというニュースをタイでよく見ていた。現在はそうしたことは余り聞かないので、何年も行っていないが、落ち着いてきたのだろうか、和解しつつあるのだろうかと、期待する。
「熱い紅茶」を読むと、タミール人が多く住む町でない町が舞台で、シンハラ人が多く住む町に住むタミール人を描いているが、そのタミール人はシンハラ人に対して下からものを言っている。普段は何もなく暮らしていても、何かが起こったら、人種間の意識が強くされているのだ。実際にスリランカを旅していて、上記の二人の一言以外はワタシも意識することはなかったので、本当はこんなに強く根付いているのだろうかと驚いた。本当のことが知りたい。
しかし、読んでいる間、やはりシンハラ語も勉強したいものだなぁと思った。多くの人は最低でも2カ国語は話すので、英語で十分なのだが、やはりだ。そして、暫く行っていないから、またいつか行きたくなってしまった。三大好きな国の一つだ。

by kasuke : 2005年07月30日 16:43
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