2006年07月28日 (金)

近江八幡日帰りの旅・その3

ところで、かわらミュージアムには世界のかわらも展示されている。ここで、開眼モノに出会った。かわらと言えば日本のかわらだけを思っていた。が、世界には様々な形をしたかわらがあるのだった。そう言えば、タイにもあった。韓国にももちろん。行ったことはないけれど、ヨーロッパや様々なところに形を色を変えてかわらはあるのだ。そういえば、そうだったーと、ひとしきり感心。

さて、近江八幡パスポートを使うべく、最後は資料館巡り。旧西川家なども見学。時間が差し迫っていたので、急いで4箇所を見てまわった。歴史資料館は大変面白い。家の様子や道具の様子がよく分かる。家人も行器(ほかい)の文字を発見して興奮。五個荘にも行きたくなる。派手ではないけれど、大変良い資料館だ。今度はゆっくり時間を取って見学したい。

その周辺には「魚屋通り」という通りがある。家人がその名前がかいてあるプレートを例によって撮影していると、通りがかりのご婦人が「それは『うわいちょう』と読むんですよ」とにこやかに教えてくださった。あぁ、近江八幡の人は本当に和やかで親切だ。道路で車とすれ違っても自分が先にという態度がない。お互いに譲り合う感覚だ。多くの町では歩行者、自転車、自動車、みんな先に行こうとする。あぁ、近江八幡は素敵なところだ。。。

近江八幡パスポート、この日最後の使用場所は紙平老舗。ここで丁稚羊羹を購入。3本入り840円が800円に。すると、家人がここのニッキ餅を食べると言い出した。ワタシもニッキのお餅?と気になっていたのでその場で頂くことにした。ご主人は気を遣ってくださり、麦茶まで出してくださった。紙平さんの昔の写真などを見ながらご主人と話していると、ご主人が「どうして近江八幡に?」と問われた。うむ、近江八幡には水郷巡りも八幡山も八幡堀もウォーリズ建築も近江商家などいろいろあるというのに、ご主人はなぜ近江八幡に来たのかと問われた。なんと控え目、謙虚なのであろう。それも作られたものではなく、自然な謙虚さだ。そういえば、八幡山の上にあるおみやげ物屋さんでも、店員さんが「この頃は観光で来る人も多くて。何を見に来られるんでしょうねぇ。何もないのに。あるとしたら、自然(実際の自然と特に観光地化然としていない、余り手を加えていないそのままの感じということだと思われる)だけなんですけどねぇ」というようなことを言われた。こうした言葉は余所の観光地から出て来るだろうか。

自然も建物もお堀も良かった。が、近江八幡で最も感じ入ったのは近江八幡の人々、町の様子や日常から感じられる空気とでも言うか、そういうものであった。近江八幡に住んだら、みんな穏やかな人になれそうと思えるくらいだ。
最後にアンデケンでチーズケーキを食べて雨宿り。自転車を返却しに行くと、あのにこやかなおっちゃんがまだおられた。長い勤務時間だな。
あぁ、また行きたい、近江八幡。

by kasuke : 2006年07月28日 18:27
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2006年07月31日 16:18
朝鮮人街道、高麗橋まで
excerpt: LBGO「近江八幡日帰りの旅・その3」で京街道商店街の丁稚羊羹で有名な紙平老舗のことが書かれているのを読んでいて、お店...
weblog: 谷中M類栖
comment

紙平老舗はよかったですな。
旧京街道が朝鮮人街道であったこととか、、もう少し事前にいろいろ予習して、またゆっくり話を聞きたいもんです。

by m-louis : 2006年07月29日 04:02

「人がいい」というお話をきいて、さらに行きたくなりました!

↑御夫婦で本記事&コメントのブログはじめて見ました!
末永くお幸せに♪

by greenagain : 2006年07月29日 11:02

greenagainさん、近江八幡体験してください〜。和みますよ。
今度は地元のスーパーやらに行ったりして、にわか住人体験してみたいです。
滋賀は奥が深いです。
丁稚羊羹ですが、紙平さん以外にも昔からやっておられるところが何軒かあり、
それぞれに味わいがあるようです。丁稚羊羹食べ比べも良いですね。

by kasuke : 2006年07月30日 19:10

> かわらと言えば日本のかわらだけを思っていた。
今日では、和風の対概念は洋風ですが、かつて日本風の対概念は中国風であって、瓦葺きというのは、中国からの輸入もの、異国趣味であったものです。
瓦葺きに対して、日本の土着であったものは、草葺きです。神社がそうです。
それでは。

by 通りすがり : 2007年04月04日 05:58

通りすがりさん、ありがとうございます!
そうですね、そうですね。教えて下さるまで、思いもつきませんでした。
日本土着のものは草葺きですね。神社、そうですね。立派な草葺きですね。
(我が実家もその昔々は藁葺き屋根でした)
目から鱗です。教えて頂いてありがとうございます!

by kasuke : 2007年04月04日 16:44











  




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